Keglebanetrioen
ケーゲルシュタットトリオ
「ケーゲルシュタット・トリオ」は、デンマークの卓抜した音楽家3名が2018年に結成した室内楽アンサンブルです。
アンサンブルの名称は、クラリネット、ヴィオラ、ピアノによる三重奏を代表する曲であり、室内音楽作品として万人から慕われているモーツアルトの「ケーゲルシュタット・トリオ」にちなんでいます。
クラリネット、ヴィオラ、ピアノの三重奏曲は数少ないものの、モーツァルトの「ケーゲルシュタット」、ロベルト・シューマンの「おとぎ話」、マックス・ブルッフの「8つの小品」などの名曲をレパートリーにしています。
これまで、デンマーク人作曲家アナス・コッペルAnders Koppel氏、アメリカ人作曲家エドワード・スマルドン Edward Smaldone氏、日本人作曲家 吉田 文氏に作品を委嘱しており、Anders Koppel氏の作品「Terzetto」は、2022年秋にCDとして発売されています。これからも新曲の委嘱を続け、クラリネット、ヴィオラ、ピアノによる三重奏曲の充実に貢献したいという抱負を持っています。
「ケーゲルシュタット・トリオ」は、活動の本拠地であるデンマーク国内での演奏の他、2020年にはアメリカ合衆国での公演ツアーを行いました。2025年には日本での公演を予定しています。
© Nikolai Østergaard fotografi
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Søren-Filip Brix Hansen
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Marie Louise Broholt Jensen
マリー・ルイーセ・ブロホルト・イェンセン
<ヴィオラ>
デンマーク王立音楽院ではTim Frederiksen教授とLars Anders Tomter教授に師事、2014年ソリスト・デビュー。2009年・2011年には上海音楽院にてJensen Horn-Sin LAM教授に師事、2017年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ヴィオラ奏者Martin Von Der Nahmer 氏に師事。EUユース管弦楽団でも研鑽を積み、2012年よりコペンハーゲン・フィルに在籍。2018年よりヘルシンボリ交響楽団の副首席奏者。コペンハーゲンやオーデンセの交響楽団でソリストとしても活躍している。 音楽院時代に結成した弦楽カルテット「ナイチンゲール」Nightingale String Quartetでの活動は世界的にも高く評価されており、アジア・アメリカなどでの公演も行なっている。 -
Charlotte Thaning
シャーロッテ・タニング
<ピアノ>
フュン島音楽院ならびにデンマーク王立音楽院にて、Rosalind Bevan 氏および Amalie Malling氏に師事。デンマークを代表する音楽家との数多くの共演を重ね、室内楽演奏者・ピアノ伴奏者として定評が高く、アメリカ、日本、オーストラリアなど数多くの海外公演にも参加している。20年以上に渡り室内楽分野で国際的な活動を続けている「エスカル・トリオ」Eskær Trio の一員。2007年よりデンマーク王立音楽院勤務。音楽劇場Saltomortaleのピアニストとしても活躍しており、子ども向け新曲オペラの演奏・作曲に力を注いでいる。